革新との違い 
城を守る革新、領地を守る天道
革新では、城の周囲にしか内政施設や軍事施設が建設できなかったため、敵の大軍を迎え撃つには、おのずと城近辺になりました。
一方、天道では、領地全体に内政施設が建てられる町並が散らばっていて、その町並の一つ一つを奪い合うことができます。そのため、国境付近の街道や町並を守る戦いが発生します。
どちかが良いとは一概に言えませんが、領地を奪い合う天道の方が、戦国時代の雰囲気が出ていると思います。
マップが広い天道
革新も天道も、どちらも一枚マップ上で合戦も内政も行われますが、その舞台となるマップは、天道の方が広いです。
しかも、絶対に往来不可能な山や川が少なくなったので、意外な所から敵の領地に入り込むことも可能になりました。
海戦が重要な革新、山越えが可能な天道
革新では、海を通じて全港がつながっていたため、領地の離れた敵とも港をめぐる攻防が発生しました。南蛮技術を得る目的もあったため、港の重要性は高かったです。
しかし、天道では、海は単なる近隣との通路で、港はその出入り口としてしか存在しません。山に関しては、街道を施設することで山越えも可能になる天道の方が、自由度や重要度が高いです。
天道にもパワーアップキットによって劇的に進化する可能性が残されていますが、現状では革新の方が地形的な意味合いが優れていると言えます。
どの勢力でも高度な技術が獲得できる天道
革新で高度な技術を得ようとしたら、同一の兵科適正が高い武将が最低3人必要でした。そのため、領地を多く支配しても、地域や年代によっては獲得できない技術というのが存在しました。
しかし、天道では、必要な資源さえ確保できれば、どの地域、どの年代でスタートしても、技術を増やすことが可能です。技術の効果や名称がほぼ同じ革新と天道ですが、どの勢力でも技術革新を楽しめるという点で、天道の方が自由度が高いと言えます。
イベントが充実している天道
天道でも、過去の信長の野望シリーズと同様にイベントが用意されていますが、1つ1つにセリフや絵が多く、内容にボリュームがあります。
また、伝承イベントと呼ばれるifイベントがあるのも特徴的です。歴史学的には異説扱いの内容のものを、プレーヤーの意思によって選択することができます。プレーヤーを飽きさせない試みとして、面白いアイデアだと思います。
巨大勢力への対抗手段がない革新、ある天道
革新では、特定の勢力が巨大になってしまうと、もう有効な対抗手段というのは存在しませんでしたが、天道にはいくつかの対抗手段が存在します。
最も基本的な方法は、相手の技術を消す方法です。革新では一度取得した技術は二度と失われなかったのですが、天道では相手の匠ノ町や資源を奪えば、相手が取得した技術を消すことができます。例え兵力に劣る勢力でも、相手の技術を狙うという奇襲攻撃が有効になります。
また、包囲網の効果も強力になりました。革新では単なる多国同盟でしたが、天道では包囲網に参加した国の技術が共有されることになりました。これで、兵力だけでなく、技術でも巨大勢力に対抗できます。
|